健さんとかチョークとか
羽衣文具が自主廃業を決めたそうです。
チョークと言えば、我々の世代では先生が寝てる生徒に向かって投げるもの・・・
違うか(;^ω^)
まあ黒板に先生が文字を書くアレですが、この羽衣文具のチョークは業界でも
屈指の名品だったそうです。
生徒側だった人間には、チョークにそんな良し悪しがあったのか?とも思いますが、
確かに粉が出難くてカチっとした書き味のチョークもありましたね。
もしかしたら学生時代に使ったチョークで、固くて粉が出にくいあのチョークが、
件の羽衣チョークだったのかも知れません。
いや、他のチョークが話にならない粗悪品だったのかも知れませんが。
何にせよこの羽衣チョークが無くなるという事で、先生や講師を務める人たちは
結構ショックを受けているご様子。
「チョーク界のロールス・ロイス」とはさすがに行き過ぎな二つ名かとも思いますが、
それだけ毎日使う人たちにとっては大事だという事なのでしょう。
すげーな、羽衣チョーク
しかし自主廃業を発表した社長のコメントが「後継者不足と私の体調不良」というのが
なんとも今の高齢化社会を象徴しているようで、穏やかじゃないですね。
確かに我々も画材の製品が廃止になったり、品質が変わったりして仕事が左右
されますから、まあ畑違いの話題ではありますが、たかがチョークと笑う訳には
行きません。
因みに羽衣文具が出していたチョークの中で、炭酸カルシウムを使った製品の
「フルタッチ」は、共同で製品開発を行った他のメーカーが継続して製造販売を
行うそうです。
少なくともこの製品を使っていた現場では、一安心となるのでしょうか?
今後がやや機になるところです。