ぴすとんのタワゴト

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ハンカチは他人に貸す為にある

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映画マイ・インターンを観て来ました。
予告の段階から、個人的に結構面白そうだと思ってました。

実際に面白い映画でした。
ロバート・デ・ニーロがシニア・インターンの役なんて、その時点でズルい(;^ω^)

そしてデ・ニーロの老人役が思った以上にハマってました。
いや、実際に今年で72歳なので、映画のベン役より2歳年上な訳ですが!

年を取って渋い役を演じる名俳優の方は多いですし、結構そういう流れで60年台
70年台の名優の方々が、結構渋い老人役で名を馳せてるというのも当たり前。
ですが、デ・ニーロが演じるシニア・インターンのベンは、決して渋い役どころと
いう訳でもなく、笑いを取るコメディ役という訳でもありません。

確かに渋いシーンも笑いどころもあるんですが、それはオマケという印象。
かと言ってアン・ハサウェイ演じる新進気鋭の女社長・ジュールズが主役で
映画を引っ張るという訳でもありません。

正に彼女を助け、アドバイスをする、「側に居る」視点から描かれています。
そして視点の主であるベンを掘り下げる事はしません。
もちろんベン自身の事を語る場面もありますし、男やもめの彼が新しい恋に
出会うエピソードもあります。

でもベンのお仕事は、アレコレと社の仕事に関わる忙しい社長・ジュールズを
助けて見守る事。
彼は残された人生を前向きに、自分の力で楽しく有意義に生きる為に
新しい事に挑戦します。

そして新しい事を始めると、新しいトラブルにも直面します。
でもベンは臆することなく決断し、自分に出来る事を模索します。
それが当たり前の行動で、当たり前の人生が如く。

人生長く生きて来て、長く務め上げて来た事は伊達じゃありません。
カッコイイけどカッコをつけない。
カッコイイ仕事をしようなどとは思っていない。
若い社員と一緒に机を並べても、若作りしょうとせず、カッコを付けようともせず、
でも徐々にみんなと打ち解けて行くベンの姿は、見ていて気持ちの良い物でした。

135分が飽きることなく、長く感じる事無く過ぎて行った良い映画でした。
あー面白かったヽ(*´ヮ`)ノ


因みにブログ・タイトルは、主人公のベンが常に立派なハンカチを持ち歩いてる事を、
若い社員に指摘された時に返した言葉。
英語のセリフでは「女性の涙を拭く為にある」というような、直接的な言い回しだった
ようですが、ここは少し遠回しな言い方に変えた字幕の方が良いセリフだったなと
思いました(^_^;)
by onikibi | 2015-10-16 23:03 | Comments(0)

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