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ハースF1が面白い

今年からF1に参戦したハースF1チームは、ドライバーのロマン・グロージャンの活躍で
初参戦の開幕戦で6位入賞という快挙を上げ、第2戦バーレーンでも5位に入るという
躍進を続けています。

NASCARに参戦していたスチュアート・ハース・レーシングのオーナーがF1参戦を
目指して作ったF1チームが、このハースF1です。
当初2015年からの参戦予定を1年延期して、満を持しての参戦となりましたが、
車の出来だけでなくチームの組織作りが実に手堅くて驚きました。

近年の新規参入チームは、多くが参戦権を手に入れてから、それを元手に金と人を
集めるチームが多く、殆どが頓挫したり転売を繰り返す羽目となり、目覚ましい活躍と
戦績を残せていないのが現状でした。


その中でハースF1は「レースに参加していた事がある」「チームを保有した事がある」
と言った面々とは違い、レースをビジネスとしてチーム運営して来たキャリアを存分に
活かした組織作りをしているように見受けられます。


それにしてもダラーラが製作したVF-16は速いですね。
他のトップカテゴリーでは素晴らしいレースカーを作る会社ですから、ダラーラも
ちゃんとした資金と製作期間を与えて貰えれば、これだけのマシンを作る事は
可能だと照明しましたね。

あとハースのテストプログラムの取り組みも見事でした。
レースカーは開発無くしてレースカー足りえません。
ハースの開発力は侮れないという事を、この開幕2戦でも見せてくれました。


もちろん活躍してるのはグロージャンだけで、同僚のグティエレスの方は開幕戦で
追突されたクラッシュがあり、第2戦はブレーキのトラブルでリタイアを余儀なく
されています。
不運が重なったとはいえ、まだまだ準備と手が足りてない部分が有る事は否めま
せんが、F1初参戦チームのオペレーションとしては十分だと思います。

フェラーリでさえ開幕から片方ずつのドライバーにトラブルが出ていますからね。

優勝争いの結果はフェラーリの頑張り次第なので、まだまだ去年と比べて良い
とは言えませんが、ポイントを争うチームのバランスは、マクラーレン・ホンダの
速さと新興チーム・ハースの活躍で、俄然面白くなりました。


思えば去年は優勝争いだけでなく、その下の順位もある程度固定化されていた
為に、面白さに欠ける面があったと思います。
その意味では今年は新規参入のハースの活躍と、去年より格段に速さを見せる
マクラーレン・ホンダの活躍で、間違いなく去年より面白くなりそうです。


さあて、来週末から始まるF1中国GPはどんな展開になるかな?
今からワクワクしています(*´ω`*)
Commented by ヒロ at 2016-04-10 00:28 x
ハースの前にF1参戦したアメリカのチームはハースなんですよね。
今はジーン・ハース率いるハースがダラーラを使って参戦していますが、その前はカール・ハース率いるハース(後にインディでマンセルや武藤が参戦したニューマン・ハースの共同オーナー)がローラを使って参戦でした(約30年前の話)

で、調べたところ、買収以外で新規参入したチームがデビューから2戦連続で入賞したのは、ケン・ティレル率いるマトラ以来48年ぶりみたいです。
すごいよ、ハースF1…
Commented by onikibi at 2016-04-10 02:52
>買収以外で新規参入したチームがデビューから2戦連続で入賞したのは
>ケン・ティレル率いるマトラ以来48年ぶり

・・・スゲエ、マジでスゲエよハース(;´∀`)
マトラ以来ってのが本当に凄すぎる。
今の入賞ポイント圏を無視しても6位と5位ですから
48年前のポイント圏内でも十分通用しますよね。
いやはや、脱帽です。
by onikibi | 2016-04-09 14:37 | Comments(2)

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