ぴすとんのタワゴト

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2017年 03月 28日 ( 1 )

※注・ネタバレあり!!※

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今日はキングコングに行って来たのですけど、まずは「パッセンジャー」について…(;´∀`)

個人的に宇宙物SF物が好きな私は、まるで小説のような内容のパッセンジャーを予告の段階で
観に行こうと決めていました。
こりゃ駄作だろうとか嫌な予感がするぞとか、そういうのも込みで(;^ω^)


先に私の簡潔な感想を書くと
「決して面白い部類の映画ではないけど、美しいお話の映画だった」
というものです。

まあその予想は予告の段階で分かっていた事でした。
逆に言えばこの映画の予告は、緊迫感とかエンタメ性よりもシンプルな人間ドラマであり、
生きる意味や自身の存在について考えさせる映画というのを、よく伝えていたと思います。


予告を見た方はほぼ予想がつく内容だと思われますが、その予想通りの展開で進みます。
5千人の眠れる「パッセンジャーズ」を乗せた惑星移民船・アヴァロン。
人類移住の新天地まで片道120年の旅の途中、冷凍睡眠装置の不具合でたった一人目覚めた
エンジニアのジム(クリス・プラット)は、クルーすら起きていない船内で惑星到着まで
残り90年も一人で過ごさなければならなくなります。

エンジニアのジムは様々な方法で冷凍睡眠に戻る方法を探しますが、セキュリティの壁を
破れない為に重要な機器を扱えるクルーエリアに入れないまま孤独に1年を船内で過ごし
ます。
しかし孤独に耐えかねたジムは、手に入れた冬眠ポッドのマニュアルから得た知識を使い
遂に禁断の「他人の冬眠ポッドを開く」という行動に出ます。

ここで選ばれたのが、小説家でありジャーナリストでもあるオーロラ。
一人だけ目覚めてしまったジムは、他に起きている人を探して船内を有るき回った時に、
彼女のポッドを見て恋に落ちたのです。


これは閉鎖された空間内で起きた、人の犯す禁忌と倫理のお話にも見えますが、映画の
大半で描かれているのは、この広い宇宙船の中にたった2人で暮らすジムとオーロラの
お互いを求め合う様子です。

知らない人間同士が、お互いに協力し理解し合いながら惹かれてゆくドラマです。

もちろんジムはこの出会いを禁忌を犯して仕組んだのですから、真実がバレた後は
当然彼女の怒りを買ってしまい口も聞いて貰えなくなります。
殺されなかっただけでも儲けものといった感じ。
(実際オーロラは怒りに任せてジムを殺そうとさえするのですが)


しかしこれ、現実の世界でも似たような事ってままあるような話でもあります。
もちろん閉鎖された宇宙船内で、目的地に着くまで90年の間に人生を終えるたった
2人の人間になる、という状況は現実では有り得ませんが(;^ω^)

それでも仲良くなりたい相手との出会いを仕組んだり、相手を騙して仲良くなったり
するというのは、実は非常にありがちな事だと思うのです。

「騙す」とまでは行かなくとも、相手の行動やスケジュールを把握して、偶然の出会いを
装った挙句、たまたま相手と趣味が合って意気投合…なんて演出を仕組むなんて事は
案外試した事がある人も多いのでは無いでしょうか?

そんな、実はありがちな事が、たった2人しかいない宇宙船の中で起きた事で、実に
美しいお話になっているのがこの「パッセンジャー」ではないかと感じました。



まあぶっちゃけお話なんざどーでも良かったのですよ(;´∀`)
宇宙物でSFで、片道120年も掛けて宇宙を旅する宇宙船の面白いアイデアとか機能とか、
色々と興味深い部分が楽しめました。

移民船に乗るチケットの扱いが違うと受けるサービスが違ったり、一部のエグゼクティブ
・クラスの客以外は、移民先の労働対価の大半が吸い取られる仕組みとか…
なかなかシビアな企業と金の仕組みがあったり、新しい星への移民という夢と希望溢れる
SF設定が裸足で逃げ出す、夢も希望も無い実態が面白くて良かったです。


オススメ出来る映画ではありませんが、興味のある人に取っては見どころがある映画だと
私は思います。
オススメはしませんけどね(;´∀`)


あと、個人的にクリス・プラットが出てるから見たというのは秘密だ!

by onikibi | 2017-03-28 01:26 | Comments(0)

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