ぴすとんのタワゴト

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未来の内燃機関なるか?



先日、「日本ソフトウエアアプローチ」から発表された「円弧動エンジン」
レシプロエンジンの利点とロータリーエンジンの利点を合わせた、新しい高効率の
内燃機関として、ただ今出資者を募っているそうです。

発表直後のイラストと文字説明ではピンと来なかったのですが、動画を見ると
なるほど効率的だというのが理解出来ました(;´∀`)

シリンダー内の燃焼とシールの効率に優れるレシプロ式と、回転する燃焼室の
エネルギーを効率的にアウトプットシャフトに伝えられるロータリーの利点を
同時に備えているようです。


あくまでこれはソフトウェア上のシミュレーションですが、是非とも日本の工作技術で
試験エンジンを実際に動かしてみたいところ。
過去に様々な内燃機関が試みられましたが、実際にレシプロエンジンの効率を超える
エンジンはなかなか現れませんでした。
用途に因ってはロータリーも優れているのですが、残念ながら自動車向けとしては
レシプロを総合的に上回るには至りませんでした。

もちろんこのエンジンも、要は4サイクル・レシプロエンジンの派生型と言えますが、
クランクに変わる方式で回転力を取り出すというが、画期的な部分だと思います。


実際に試験エンジンを組上げてみないと、耐久性や越の影響がどれくらい有るかは
やはり現実的にエンジンを動かしてテストしないと分からないと思います。
振動やオイル周りの焼きつきは、シミュレーションではまだ完全に分からない問題が
ありますしね。

排気量がクランク式レシプロエンジンに対して半分で同等の出力が得られ、燃費は
3分の1になるという夢のエンジン。
早く自動試験が行えるようになる事を祈っています。
by onikibi | 2014-11-24 14:23 | Comments(0)

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