ぴすとんのタワゴト

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グッバイ、レーニン!

以前にお薦めされていた映画「グッバイ・レーニン!」をやっと見ることが出来ました。

実はCSの映画チャンネルで過去にもやっていたのですが、チェックが遅れて見逃していました。
そして今日も放送が有った事を知り、慌てて見たので冒頭の部分を見逃してしまう始末。
残念に思ってふとAmazonビデオを検索したら、なんとプライム会員なら無料で見れると分かり、
やっと作品全てを見る事が出来ました。


いやあ、ダニエル・ブリュールの初主演作だったんですね!彼が若い!!
作品自体もコミカルでいて切ない内容で、凄く楽しめました。


個人的には東側の生活と自動車が大変興味深く、これを見てるだけでも面白いです。
ベルリンの壁が崩壊した後、ダニエル演じる主人公のアレックスは衛星放送アンテナの
セールスをしてるのですが、彼の仕事の車はスズキのキャリィ!
西側から大量のドイツ車が入ってるところにキャリイですよ、面白いですねえ。



西ドイツから大量の人とカネと商品が入って来て、東ドイツの市民生活が怒涛のように
変化して行きます。
その変化に戸惑い、そして慣れて行く人々の様子が更に興味をそそります。
そして社会主義体制の中で高い地位や役職に居た人ほど、変化に付いて行けない様子も
対比するように浮き彫りに。


ベルリンの壁崩壊前に昏睡して、東ドイツが様変わりした後になって目覚めた母の為、
アレックスが部屋の中や生活を偽装して、旧東ドイツの様式に戻して行く様は滑稽ですが
とても笑い飛ばす事は出来ません。

面白くあり、おかしくあり、切なさあり、苦労と苦難の果てにアレックスが得たものは、
悲しみや後悔だけではなく、小さな達成感もありました。
そんな、染み入るように心に残る作品でした「グッバイ、レーニン!」


いやあ、Amazonプライムビデオ、侮れないな(;^ω^)
これからも色んな映画を探して見てみようと思います。
by onikibi | 2016-11-05 02:53 | Comments(0)

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