ぴすとんのタワゴト

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新しい街の風景



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遂に正式発売される事になりました、トヨタのジャパンタクシー。
元は2013年の東京モーターショーで、生産が終了するトヨタのタクシー用車両に代わる
新しいタクシー専用車として発表された「JAPAN TAXI concept」です。
その後2015年の東京モーターショーには、ほぼ現在のジャパンタクシーと同じ形の
最終モデルが発表され、今年の市販化に至りました。

日産も国内向けタクシーは、2015年からNV200タクシーという1BOXに切り替えていて、
恐らく2020年のオリンピックでは、多数のジャパンタクシーとNV200タクシーが
東京の街の風景になっているのでは無いかと思います。



それだけに、個人的見解ではありますが、映画「君の名は」で2022年の春に再会する
滝くんと三葉が、街を走り互いを探す場面では、是非ともNV200か2015年時点での
ジャパンタクシーを登場させて欲しかったです(;^ω^)
前述の通り2015年当時から既に、オリンピックの年にはタクシーが切り変わっている
というロードマップが出ていたので、せめてラストで切り変わる街のカットに、そっと
差し挟んで欲しかったな~…と思いました(;´∀`)


まぁこんな事は、ドラマや映画に出てくる列車が違うと指摘する、鉄道マニアの方と
同じで、単に痛い車ヲタの妄言でしか無いのですが…

でもタクシーって、大事な街の風景の一つだと私は思うのですよ。
例えば映画「タクシードライバー」の時代は、ニューヨークのタクシーと言えば黄色い
チェッカーキャブだった訳ですよ。
あの映画の舞台と時代なら、ニュヨークの街を彩るタクシーはあれでした。

80年台のニューヨークの路上を走っていたイエローキャブの多くは、クラウン・ビクトリア
でした。
80年台のカーチェイスでは欠かせぬ「普通の車」です。
でもこれが別の車種で撮影されたら、見る人の多くは掴みどころの無い違和感を感じたのでは
無いかと思います。



「君の名は」のラストは、東京オリンピックを終えた新しい時代の日本という、すぐ傍に
来ている近未来ですから、街の建物や様相を一変せる訳には行きません。
街を走る車も、早々買い替えをする人ばかりでは無いので、個人所有の乗用車をガラッと
変えると、逆に違和感が見る人を支配してしまいます。

そこで東京の街を走るタクシーに、サラッとジャパンタクシーコンセプトやNV200タクシー
などを混ぜておけば、違和感無く「今とはちょっとだけ違う東京」を描く事が出来たのでは
無いかと、去年上映された映画を見た時から思っていました(;´∀`)


ま、頭のオカシイ車好きが語る戯言ではありますが、見てる人が気にしない所で街の風景を
少しだけ弄るというのは、映画を観終わった後になって「あれって確かに今とは違うかな?」
というフィーリングが残せたら、ちょっとだけ面白かったかも…と思ったので。


昔の写真と今の写真を見比べた時に、車なんて1ミリも気にしてない人ほど、路上を走る
タクシーやトラックを見て「古い」と直感するような気がします。


建物だけではなく、路上に溢れる自動車たちもまた、大事な街の風景だと私は思います。
ジャパンタクシーも、来年になれば誰も気にしない街の風景になって行くんでしょうね。


by onikibi | 2017-10-25 17:09 | Comments(0)

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