ぴすとんのタワゴト

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2017年 03月 19日 ( 1 )

※注・ネタバレあり※


























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本日(3月18日)公開の「ひるね姫」を観て来ました。
決して大作でも感動作でもありません。
ありませんが、観た後にスッキリした清涼感が漂う作品でした。


ある意味去年から来てるアニメ映画の流れに乗ってない、実にアニメらしい作品です。
それは決してオタク向けという意味では無く、映画ファン向けという訳でも無いです。

なので「君の名は。」とか「この世界の片隅に」を観て、アニメ映画に対する期待と
ハードルが上がった観客からは肩透かしかも知れません。
こう書くとツマラナイ映画に聞こえてしまいますが、確かにガツンと来る分かりやすい
感動の嵐やら、あっと驚くどんでん返しは無いです(;^ω^)


でも、だからこそ私は好きになりました。
感動とか心に刺さるボルテージを上げた作品は、個人的にはもう十分という気分だった
ので、上手い具合に私の心をほぐしてくれた作品だった事が良かったです。




…出て来る登場人物がね、観てる方にグイグイと過剰に迫る事が無いんですよ。
節度あるといいますが、自分の主張をぶつけたり感情を発露させ是非を迫るとかも無い。
あくまで我々が生きる世界の節度の中にある、そんな感じが観ていて楽でした。



冒頭からいきなり夢の世界のお話だったり、その世界があるあるなファンタジーとロボの
未来世界だったり、思い切りアニメらしさ全開で来てるのに、ココネの日常に出て来る
人たちは、私達の日常に居る人々と変わらない安心感。

そして主人公のココネは走る走る走る!
全力でなくても日常的に走る場面が多く、一見ぼーっとして強い主張の見えないココネ
だからこそ、彼女が動く・走るという場面がよく描かれていて、それだけで見てる私の
気分も軽くなり弾みます。
そしてこの「走る」シーンも、さり気なく、無理なく入っていて押し付けは無し!
走ってるぜココネちゃん、オオォォォ!!…な~んて暑苦しいのは全くナシ。
自然に走ってるのがまた良いんですよ(*´ω`*)



ベタな恋愛要展開も、泣かせに掛かる父娘の絆とかも、壮絶なるスペクタクルと悪の
もたらすカタルシスも、そんなもんありません(;´∀`)
いやあるっちゃあ有るんだけど、そこは舞台装置とか物語の背景であって、この映画の
肝では全くありません。



「この世の終わり」と「この世での成功」の定義が、人それぞれで違うというのが
物語の増幅装置として、それぞれのキャラクターを上手く動かしてくれています。
それは悪役の渡辺や志島自動車の会長だけでなく、まだ高校生のココネも、父親の
モモタローも、亡くなったココネの母親も、みんな違うのです。
物語の住人であっても、分かりやすい善と悪の2極を選ぶ必要も隷属する必然も無い。

人は世間に左右される事なく、自分の人生を自分で決めて生きれば良いのです。
逆に言えば個人や企業の大事件が、決して世界の人々全てを脅かす問題になる必要なぞ
無いのです、たとえ物語の世界であっても。



この「他愛ない」ところが、この作品の良さなのかも知れません。
少なくとも私に取ってはそうでした。
いやまあ、映像的には「他愛ない」ではない出来事が起きてますが(;^ω^)

まあね、いいんですよ、ミニスカートで走りまくってるココネのパンツが見えなくても!
ガッカリしません、欲しがりませんとも!!

何が言いたいかというと・・・・明日また観て来ようかな(*´ω`*)
by onikibi | 2017-03-19 00:02 | Comments(0)

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