ぴすとんのタワゴト

piston.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2017年 03月 21日 ( 1 )

ひるね姫・色々な気付き

※ネタバレしかない!!注意!!!※

c0058052_01445102.jpg























仕事のスケジュールがズレたので、この隙に三度ひるね姫を見にユナイテッド・シネマへ。
安近短の便利さでちょっとした気分転換にちょくちょく映画鑑賞へ行くお陰で、ポイントが
結構溜まっていました。
なので祝日ですがポイント消費で0円鑑賞(;^ω^)

三連休最後の日も劇場はギュウギュウ詰め。
平日は経営が心配になるくらいガラガラなので、週末連休に大混雑しているのを見ると
ホッとしますね(;´∀`)



という訳で、ガツンと刺さる分かり易い刺激は少ない映画ですが、ジワジワと心に
染み渡る良い作品ですね「ひるね姫」は。


無粋な考察や矛盾を指摘する気は更々ありませんが、作品自体は一見現実の世界の物語で
あるように仕立てられているのですが、夢の世界であるハートランドが本当にココネの
夢だったのか?という部分が上手くボカしてあると感じるのです。

最初はてっきり夢の世界が本当で…という流れと思いきや、途中でココネがハートランドの
物語は夢と気付く部分や、魔法と思っていたタブレットを使った新幹線のチケット入手とか
お弁当のゲットも、書き込んだSNSを志島電装時代の同僚が見て手配していたというオチも
作中で丁寧に明かされています。



それでも、本当にあれはココネの夢だったのか?
実はこの事件に関わる人間の何人かは、ハートランドから現実世界に渡って来た人たち
なのではないか?と思わせる部分が幾つかあります。

それはタブレットの存在。
ココネが生まれた時代は作中の舞台から逆算して約17年前。
2003年に通信SIMを内蔵してPCに繋がり、タッチパネルを搭載した薄いタブレットは
完全にオーパーツです。
そしてこのタブレットの存在を知っている人間は、全て夢の世界・ハートランドの中で
登場人物としての姿と設定が存在します。
そして彼らは2002~3年頃から2020年までずっと稼働し続けて、現在の通信インフラ
にもPCにも対応したこのタブレットに、全く疑問を抱いていません。

更にココネたちを助けてお弁当や新幹線のチケットを手配した志島の人たちも、終盤の
ココネの夢に登場した時には、ハートランドの世界での姿がちゃんとありました。


しかし、モリオだけはハートランドでの設定が無いので、そのまま今のモリオとして
夢に登場します。

つまりハートランド王の志島会長も、役員の渡辺も、ココネの母親のイクミと共に
自動運転プログラムを開発してた面々も、全員ハートランドの登場人物であり
夢の世界ではそれぞれの役割を全うしているのです。

面白いのは、イクミと自動運転プログラムを開発していた元志島電装の人たちが、
夢の世界ハートランドで海賊姿になったモモタローを見て、驚きより「やった!」
っていう表情をしていたところです。

ハートランドに「いた」人たちは、現実世界とリンクしたココネの夢に登場しても
戸惑わないという演出は、細かい部分ですが徹底していたように感じます。




そして3度目に見ていて気付いたのが、志島自動車本社屋30階から1階の吹き抜けに落下する
ココネを助けに行った、母親の作ったプログラムで動く自動運転サイドカー・HEARTが
垂れ幕を駆け上がってココネをキャッチする瞬間、夢の世界のHEARTと同じように変形して
いるのが見えました。


ファンタジックで粋な演出と言えますが、深読みすると色々な不整合が「ハートランドは
存在する世界」という符号で一致します。

しかし敢えてその事を裏に秘め、表のドラマではハートランドがココネの夢の世界である
という着地点を見せたからこそ、家族愛のドラマは見事な大団円を迎えました。



でも本当に全てが夢で家族のドラマとして辻褄を合わせるなら、作中の時代に合わない
不都合やオーパーツを、もっと上手く誤魔化したり処理出来たはずです。
この作品をじっくり観ると、監督は辻褄合わせの不都合潰しをを敢えてしなかったのでは
ないかと感じました。

夢の世界を夢と切り捨てる事は、人間が持つ未来の「夢」自体を否定する事になりは
しないか?という考えがあったのかも知れません。



お陰で作中に散りばめられた、整合性の合わない欠片を拾い集める事で「ハートランド」が
実際にあるんじゃないか?と思わせてくれる仕掛けを用意していた事に感謝します。




父親のモモタローがココネの部屋でぬいぐるみのジョイを見つめながら
「全てを知ってるのはお前だけだな」
というセリフも、今となってはすごい意味深に思えて来るから面白いってもんです。
(※セリフは私の記憶の再生なので、文意の方を汲み取って下さい)




因みにエンジンヘッドは、車好きの私からすると見どころ満載でした!
エンジンを緊急停止した時にてっぺんに飛び出したのは、恐らくスパークプラグでしょう。
そしてプラグは6本、配置からしてV型ではなく3気筒ずつの並列6気筒?
しかもスパークプラグという事はディーゼルではない。
うむむ、エンジンヘッドの内燃機関はどんな構造なのか気になります…
排気管の配置からしても、排気の表現や音から判断しても、外燃機関では無いはず。

最後の新型エンジンヘッドは、ちゃんと四肢に伸びるドライブシャフトがありましたね!
すげーな、デフの構造とかどうなってんだ?
なかなか自動車好き、内燃機関好きには興味をそそる部分が多くて楽しいですヽ(*´ヮ`)ノ
エンジンヘッドの解説本出ないかな?



あと、終盤に警視庁からモモタローやモリオ、元志島電装(現・志島本社開発部門?)
の面々を乗せてお台場に向かうミニバンは、完全にモーター音しかありませんでしたね。
恐らく電気自動車なんでしょう。
しまった!排気管の有無を確認してなかった!!Σ(゚Д゚)…一生の不覚…orz

まあ排気管があったとしても、レンジエクステンダーかも知れないし…(;^_^A



ハートランド城がバイクのクランクケースだったり、面白いところはじっくり見ないと
楽しめませんね。
公開初週でこういう事言うのもアレですが、早くブルーレイ出ないかな…(;^ω^)



by onikibi | 2017-03-21 01:46 | Comments(2)

日々のタワゴトを徒然に


by onikibi