小林可夢偉選手が所属するF1のケータハム・チームは、今週末に開催される
F1ベルギーGPで、可夢偉に替えてアンドレ・ロッテラー選手を走らせると発表
しました。
一応可夢偉選手は現時点でもケータハムの所属選手であると、チームからは
発表されていますが、今後どうなるのかはまだ分かりません。
実際日本で走る外国人選手の多くが、新生ケータハムから持参金を持ってくれば
走らせてやるとオファーを受けており、F1解説でお馴染みオグたんこと小倉茂徳
さんが危惧していた通り、コリン・コレスが実権を握ったケータハムは、シートの
切り売りを精力的に行っているようです。
多額のスポンサーフィーを持ち込んでいるエリクソン選手は、今回こそ安泰ですが
彼のシートもいつまで安泰でいられるかは定かではありません。
当然持ち込み資金が可夢偉サポートの1億8千万しかない可夢偉選手は、
チームが身売りされる以前から、資金持ち込みのロビン・フラインスにFPでの
走行機会を譲っていた程の弱い立場でしたから、今回の発表も驚きはしましたが
予想していた通りの結果でもありました。
今後可夢偉選手がケータハムで走る機会が与えられるのかどうかは分かりません。
ロッテラーが走るという実績を残せば、今後も資金持ち込みで乗せて欲しいという
ドライバーが次々と現れる可能性もあります。
もちろんロッテラーの結果と資金次第では、今後も残りのシーズンに彼が乗るとい
可能性だって無い訳ではありません。
現実的に考えて、可夢偉がこのままチームを離脱しないのであれば、日本GPだけは
可夢偉が乗るという可能性は高いと思います。
けれど、それ以外のレースで可夢偉が乗る可能性は、正直言ってあまり高くは無い
だろうなと感じています。
1年間のF1浪人を経てやっと掴んだ最下位チームのシートでしたが、非常に残念な
結果に終わってしまいそうで、ファンとしては残念でなりません。
ただ、今後F1に乗れる機会があるにせよ、無くなったにせよ、ファンとしてはどんな
カテゴリーでも良いので、レースを続けてくれる事を望みます。
もちろん、今後もF1で走れるならそれが一番ではありますが・・・
今週末からサマーブレイクが開けて、久々に再開されるF1を楽しみにしていましたが、
なんだか一気に気が抜けた感じです。
もちろん見ますし楽しみだというのは変わりませんけどね。
この心の傷はエドとマイクとガスモンキー・ガレージの面々に癒してもらうか・・・