天候による不確定要素が無いと単調になりがちなニュルブルクリンクですが、
今年のドイツGPはドライでも最後まで目が離せない展開でした。
結局はベッテルが初の母国GP勝利というフィナーレでしたが、最後のロータスの
追い上げは見応えがありました。
最後にピットインしない戦略をライコネンが取っていたら、もしかしたらトロフィーは
ベッテルの手に無かったかも知れません。
あとグロージャンが久しぶりに完璧なレースを見せてましたね。
ロータスが久々に予選から速かったので、今後のレースにも期待しましょう。
頂けなかったのがレッドブルのピットミス。
右リヤがロックされないままウェバーをリリースしてしまい、外れたタイヤがFOMの
公式カメラマンを直芸、骨折するという事故が起きました。
タイヤが転がって行ったメルセデスのピットクルーは転がるタイヤを見て避けたので
事なきを得ましたが、カメラマンは被写体をファインダーで追うのに必死でタイヤに
気付かなかった事が不運でした。
今のF1のタイヤ交換タイムは史上最速で、タイヤ交換の静止時間が3秒を切る世界。
4秒掛かるチームは激遅という超スピードでピット作業が行われます。
なので最近はピット作業でのリリースミスが多いです。
あまりに速くて一瞬の判断ミスが危険を呼ぶ為に。その内タイヤ交換のスタッフが
減らされたり手順が決められたりするかも知れません。
ピットアウトのリリースについても、ピット位置後方から来る車に対して安全なマージン
を確保する為に、リリースポイントを示すデッドラインが儲けられるかも。
レースといえど安全確保が第一ですからね(;^_^A
それにしてもザウバーはお金無くて大変だな。
早く来期以降のパートナー企業が見つかる事を祈ってます。